Tokyo Nutsman’s Daily

アラサー男子の公開まな板SHOW

カメラアングルとサウンドトラックによってかき立てられる興奮には、もはや本物の方が太刀打ちできない

今日の抜粋


いまのぼくたちは、初めて目にするものがなにもないという史上初の人類となった。どんな世界の驚異も無感動な冷めた目で眺めるしかない。モナ・リザ、ピラミッド、エンパイア・ステート・ビル。 - 脳天を撃ち抜いてしまいたくなるなるほど最悪なのは、そういう間接的な経験のほうが決まって印象的だということだ。 - カメラアングルとサウンドトラックによってかき立てられる興奮には、もはや本物の方が太刀打ちできない。 ギリアン・フリン(中谷友紀子 訳)『ゴーン・ガール』小学館

最近読んだ本の中ではヒットでしたね。主人公がライターという設定なので、気の利いたセリフの宝庫です。うむうむ、となる表現が多くありました。翻訳も上手いんでしょうね、非常に読みやすいです。

新卒で入った会社で配属先もわからなかった頃、同期と研修所のテレビで、仕事系のドラマを見ながら、こんなかっこいい仕事をする事はあるんだろうか、と話した事がありました。結局、それっぽいBGMが流れてるからカッコ良く見えるだけでしょ、というクールな結論になりましたが。仕事中にシチュエーションに合わせてBGMが流れて演出してくれればねえ、多少はヤル気になるんですが。

仕事中に頭の中で音楽が流れる経験は誰でもあるでしょうが僕は基本的にきゃりーぱみゅぱみゅのCANDY CANDYです。ハゲタカのサウンドトラックが似合うような仕事がしてみたいものです。(嘘)