Tokyo Nutsman’s Daily

アラサー男子の公開まな板SHOW

新卒採用サイトのいわゆる「先輩の一日」について

9:00 - 地下のスタバで買ったコーヒーを片手に出社、昨日の海外時間に送られてきたメールを確認
10:00 - 午前のルーチンをこなしつつ、海外の取引先に状況をメールでアップデート
11:30 - 同僚とリフレッシュにランチへ、新しい店を開拓
14:00 - 進行中のプロジェクトの打合せに参加
15:00 - コーヒーを飲みながら新しい業務フローを策定
17:00 - 午後の業務の結果を確認しつつ、終業に向けてラストスパートをかける
18:30 - 退社、この日は学生時代の友人とオーケストラのコンサートへ


新卒採用のサイトで先輩の一日ってありますよね。僕みたいなひねくれた人間はあれを見るとしらけてしまうのですが。そんなオシャンティな一日を送っているのか、と。イメージ的には一か月間のハイライトを一日にまとめた感じですかね。もちろん、昔いた会社のものを見るからこいつ盛ってやがる、とわかるわけだし、実際にジェットコースターみたいな一日を送っている人もいますからね。全部の会社が演出かどうかは不明です。ただ、どうやら盛る傾向にあるようだ、と。人の話とかを聞いててもね。
会社員ならば、往々にして地味な仕事も少なからずやっているわけだし、そういう生々しいのを伝えてあげるのも大事だと思うんですけどね。企画とかって華々しい印象あると思いますが、めちゃめちゃ泥臭いです。根回しとか本当にアホらしいこともしなきゃいけないし、ほかの部署の人をヨイショしなければならないし。まぁ、そういうよしなし事をやり遂げられる精神力とバイタリティが求められるからエリート部門といわれるわけだし、そこで頑張れればご褒美として出世コースに乗れるわけですからね。大会社の企画部門でやってる人は尊敬しますね、本当に。
少し脱線しましたが、大学生の人たちはOB訪問とか家族のツテとかで実際の仕事のことを直接聞いた方が良いと思いますよ。それでもたぶん頑張れると思うならその会社にアプライしたらと思う。面接でのネタにもなるわけですし、会社員の悩みなんて似たようなものだからほかの会社にも使えますからね。もちろん、そこは上手く言わなきゃダメですけどね、~なこともあるかもしれないけど、僕はこうこうこういう理由で乗り切れます、的な。こいつわかってるな、と思わせるのが本当にアホらしいけど内定には必要なことです。
ちなみに、上のスケジュールは僕の一日です。嘘は書いてないです。それぞれで実際にやってる内容はしょぼいですよ、ボタン押してるだけとかね。英語もできないので、定型文で送るし。でも詳細をぼかせば、こういう風にかける。言い方の問題ですね。「遠くから見ればたいていのものは綺麗に見える」。by村上春樹